園長ごあいさつ

神と人とに愛されて

園長:小塩 節

園長

小塩 節

おしお たかし

創立60周年を記念して、「ひこばえ幼稚園」は、全園舎と園庭とを改築改装して2009年春を迎えました。多くの方々ばかりか、関係官庁の係官の方々さえもが「うらやましいなあ」とおっしゃる、広くて明るい園舎、広々として木々が茂り、園児たちが転げまわって遊ぶ園庭です。子どもたちはまさに「光の子らしく」(聖書のことば)、目を輝かしています。

幼稚園は幼児のための最もよい教育の場であると同時に、ドイツの教育学者フレーベルが言いましたように、キンダー(子どもたちの)、ガルテン(ガーデン、花園)です。花のように咲き誇り、目を輝かせてよい教育を受け、神と人とに愛され愛する人格形成の土台をつくっています。

園長として私は、当園の保育・教育の内容と教職員を誇りに思い、また保護者や地域の方々の厚いご信頼に心から感謝しております。光の子である幼児たちを育てつつ、自分たちもともに育っていく大きなよろこびを、日々いただいているからです。そのことを長年のNHKのテレビやラジオでの経験をいかし、各種出版でもおおいに語っている次第です。

プロフィール

1931年長崎県佐世保生まれ。東京大学文学部卒。国際基督大学、中央大学文学部教授(ドイツ文学)、フェリス女学院院長、理事長を経て、現在、ひこばえ幼稚園園長。1967年からNHKの「ドイツ語講座」を1985年まで担当。大学在職のまま駐ドイツ日本国大使館公使、ケルン日本文化会館館長、国際交流基金理事・同日本語国際センター所長等を兼務。ドイツ連邦共和国功労一等十字章、同文化功労大勲章叙勲、日本放送協会放送文化賞、ワイマル・ゲーテ賞等を受賞、ケルン大学名誉文学博士。

ひこばえの由来

ひこばえとは、切った草木の根株から出た若芽のことです。聖書では、敗北した民族の廃墟から、新しい生命・希望があらわれることを言いあらわすのに、この「ひこばえ」という言葉をつかいます。それで、敗戦の数年後に、国の再生復興を天に祈りつつ幼児ののびゆく生命に期待をかけてこの地に幼稚園が建てられたとき、「ひこばえ」のように萌え出る園として、このように命名されたのです。